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現場コミュニケーションを円滑に取るには?重要性と改善策を解説

現場コミュニケーションを円滑に取るには?重要性と改善策を解説

現場とのコミュニケーションがうまくいかないと、作業ミスや納期の遅れなど、情報の食い違いによって思わぬトラブルが発生することがあります。情報が頻繁に更新されたり、多くの人が関わったりするプロジェクトでは、現場とのスムーズなやりとりを難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

こうした課題を解決するには、なぜコミュニケーションが大切なのか、どうすれば改善できるのかを理解しておくことが重要です。

この記事では、現場とのコミュニケーションを円滑にするための実践的な方法や役立つツールについて解説します。

現場とコミュニケーションを取る理由・重要性とは?

現場とのコミュニケーションは、問題を未然に防ぎ、信頼関係を築くために欠かせません。コミュニケーションが重要な要素は以下になります。

その重要性を具体的に見ていきましょう。

 

作業工数・コスト削減

現場と密に連絡を取ることで、無駄な作業や費用を減らせます。コミュニケーション不足は認識のズレや情報伝達ミスを招き、やり直しが増える原因になります。

作業内容の詳細や指示が、うまく現場に伝わらなかった場合、作業の手戻りが発生し、確認や説明も多くの時間とコストを費やすことになります。こうしたリスクを抑えるためにも日常的なコミュニケーションは欠かせません。

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安全性の確保

しっかりと情報を伝え合うことは、現場の安全性を保つうえで非常に重要です。情報の食い違いは事故やトラブルを引き起こす可能性があります。

たとえば、作業手順の変更や、危険箇所の報告がうまく現場に伝わっていなければ、安全が確保されているとは言えません。また、チーム内の対立・軋轢を生む原因にもなりえます。遠隔での管理や定期的な確認を通じて、事故を未然に防ぎ、安全な作業環境を確保する必要があります。

遠隔臨場について詳しくは「遠隔臨場とは?注目されている背景や導入メリット、注意点を紹介」をご覧ください。

外注、取引相手との連絡

現場には、外注先・取引先とのコミュニケーションも求められます。たとえば、現場では資材の納品遅延や仕様変更などのトラブルが頻発します。

この際、事態を迅速に把握できれば、その後の対応もスムーズに進められます。また、取引先と細かく連絡を取り合うことで、プロジェクトの進行を円滑にすることができ、信頼関係も築けます。

人手不足への対応

人材が少ない現場では、作業員に分かりやすく指示を出すための細かなコミュニケーションが重要です。特に建設業では高齢化が進み、55歳以上作業員が3割を超える一方で、29歳以下は1割程度と、人手不足が常態化しています。

限られた人材を効率よく活用するには、密なコミュニケーションを通じて作業内容を明確に伝えたり、負担の軽減を図ったりすることが求められます。

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人材の育成

現場監督が若手社員と積極的にコミュニケーションを取ることで、若手の育成・教育につながります。

人材育成にはマニュアル作成が有効ですが、明文化できていない現場がほとんどです。技術や知識を若い世代に伝えるには、対話を通じた実践的なコミュニケーションが欠かせません。

現場ストレスの緩和

コミュニケーションは、人間関係によるストレスを和らげる効果があります。現場作業はチームワークが重要で、スムーズに進めるには良好な雰囲気作りが大切です。

しかし、現場の作業員から監督に声をかけることは難しい場合が多いです。例えば、定期的なミーティングを設けるなど、監督から積極的に現場と交流し、意見や課題を聞き取る姿勢を持つことが求められます。

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品質の向上

コミュニケーションは工事の品質向上にも大きく寄与します。現場の作業の質は、作業員のチームワークに大きく左右されます。

良好なコミュニケーションを通じてモチベーションを高められれば、工事に対する責任感や意欲が増し、結果的に作業の精度も高まり、結果として工事全体の品質を維持・向上させられます。

 

現場コミュニケーションを円滑にする改善策は?

現場でのコミュニケーションをスムーズに行うには、「良い雰囲気づくり」と「便利なツールの導入」という2つの方法で取り組むことが大切です。それぞれの方法を見ていきましょう。

 

コミュニケーションがしやすい雰囲気作り

コミュニケーションを円滑にするうえで大切なのは現場の雰囲気です。現場監督が率先して、立場に関係なく誰もが意見や提案を気軽に発言できる環境をつくることが求められます。他にも定期的なミーティングの設置など、コミュニケーションをとる機会を増やすことも重要です。

また、対話では相手の話をしっかり聞き、その意図や要望に理解や共感を示す姿勢が大切です。時には仕事以外の話にも耳を傾けることも必要です。相手を会話に巻き込むことで、お互いの信頼関係が深まります。

コミュニケーションツールの導入

遠隔地と簡単にやりとりできるツールの導入も欠かせません。社内外での連絡不足は、作業ミスや工期の遅れにつながります。現場は会社(事務所)から離れているため、効率的にコミュニケーションをとる必要があります。

現場とのやりとりでは、工程表や図面が急に変更されて、即座に連絡をとる必要があります。メールや電話だけでは、行き違いや遅れが生じて対応できないことも少なくありません。そのため、ICTツール(情報通信技術を活用したコミュニケーションツール)を使った情報共有が重要です。

たとえば、SynQ Remote(シンクリモート)を利用し、遠隔臨場することで現場に足を運ばず、迅速に、細かい指示が出せるようになります。

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現場にコミュニケーションツールを導入するメリットとは?

現場とのやりとりには、先述したようにツールの導入が効果的です。コミュニケーションツールを現場に取り入れると、以下のようなメリットがあります。

それぞれ具体的に見ていきましょう。

 

素早い業務連絡で作業効率化

コミュニケーションツールを利用すれば、現場への情報共有が迅速に行え、効率化が図れます。グループチャット機能を活用することで、全員が最新情報をリアルタイムで受け取れ、現場からの報告もツールで完結するので、わざわざ集まる必要がありません。朝礼や夕礼の時間短縮にもつながります。

作業データや作業技術の保存

コミュニケーションツールはデータの保存にも利用できます。例えば写真やメモを現場から直接アップロードして、全員と共有することも可能です。また、図面や工程表もデジタルで管理でき、紙に印刷する必要がないのでペーパーレス化にもつながります。

遠隔でのやり取りで現場作業員とリアルタイムで対応

コミュニケーションツールを使用すれば、現場作業員と会社にいる社員とで作業の進み具合をリアルタイムで共有できます。情報はツールに保存されるので、いつでも確認できるのも利点です。ツールによっては映像も共有できるため、実際に足を運ばなくても現場確認ができることもあります。

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実際に現場でコミュニケーションツールが使われているシーン

現場では、すでにさまざまなコミュニケーションツールが導入され、日常的に活用されています。どのような場面で役立っているのか、具体例を見てみましょう。

建設業での設備工事シーン

設備工事で機器にトラブルが発生した場合、コミュニケーションツールを使用して遠隔で指示を出すことが可能です。

たとえば、ビデオ通話を使ってリアルタイムで現場作業員に状況を共有し、適切な対応方法を指示できます。また、対応の記録を映像としてツール上に記録・保存し、後で確認・改善もできます。

製造業での新人教育シーン

製造業での作業手順の説明や指示にもコミュニケーションツールが便利です。グループ通話機能を使えば、複数の新人を同時に教育することも可能です。録画データを保存しておけば、そのまま映像マニュアルとして後から活用もできます。

機械業での不具合対応シーン

現場の機械に問題が発生し、メーカーに問い合わせる際にもコミュニケーションツールが役立ちます。単純なミスによる不具合なら、出張点検や部品交換を行わずに解決できる場合もあり、メーカー側も映像を見ながら具体的な指示ができるため、問題発生時の初期対応に効果的です。

現場のコミュニケーションで使えるツールの紹介

現場のコミュニケーションで活用されている代表的なツールを紹介します。
チャット系 direct 国産の無料ツール。
chatwork シンプルで使いやすい。
LINEWORKS LINEと連携可能。
ビデオ通話系 Teams Officeと連携可能。
Zoom URLのみで会議ができる。
SynQ Remote ポイント機能で分かりやすく指示できる。

 

チャット系

direct(ダイレクト)

directは、100%国内開発のチャットツールで、無料でも利用可能です。チャットボットとの連携により業務を自動化できる点が特徴です。タスク、スケジュール、掲示板などの機能も搭載されており、現場の進捗管理にも活用できます。

Chatwork(チャットワーク)

シンプルな操作に定評がある、無料のチャットツールです。テキストのチャット機能だけではなく、ビデオや音声通話の機能も搭載されています。タスク、ファイル管理機能も便利で、連携できるアプリも豊富です。

LINEWORKS(ラインワークス)

LINEと同じような使用感で使えるツールです。掲示板、カレンダー、ドライブの共有など、現場管理に役立つ機能も搭載しています。LINE配信の操作に慣れている方には導入しやすいツールです。

 

ビデオ通話系

Teams

Microsoft Officeアプリと連携できるビデオ通話ツールです。Web会議だけではなく、チャットやファイル共有機能も搭載されており、業務全体の効率化で活用できます。特に、Office 365を利用している企業にとっては統合性が高いツールです。

Zoom

URLのみでWeb会議に参加できるツールです。通話の安定性が高く、録画機能もあるため、ビジネス用のコミュニケーションツールとして普及しています。ただし、チャットやファイルの共有がWeb会議の最中にしか行えないため、利用したい場合は他ツールとの兼用が必要です。

SynQ Remote

アプリ不要で、URLのみでつながるツールです。ビデオ通話画面では画面上でポイント機能が使えるため、細かい指示が簡単に行えます。また、画質が鮮明なため、状況を詳細に伝える必要がある場合も役立ちます。

 

簡単に現場とコミュニケーションが取れる「SynQ Remote」がおすすめ

現場のコミュニケーションを円滑にするためには、コミュニケーションツールの導入をご検討ください。導入しやすいコミュニケーションツールをお探しなら、「SynQ Remote(シンクリモート)」がおすすめです。

「SynQ Remote」はアプリのインストールやアカウント登録も不要です。SMSでURLを送りワンタップで簡単につながるため、現場の状況を瞬時に共有できます。

また、現場とビデオ通話ができ、進捗確認や検査にも有効です。メジャーの目盛りや細かい質感まで見える高画質のため、巡回点検にも利用できます。複数物件を同時に管理することも可能です。

建設業、製造業、施設・設備メンテナンス業など、幅広い業界で活用されているツールです。現場とのコミュニケーションには「SynQ Remote」をぜひご検討ください。

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