焼き加減を鮮明な画像でチェック。責任者が不在でも問題解決
クラウン製パン株式会社
https://www.crown-pan.co.jp/
クラウン製パン株式会社
https://www.crown-pan.co.jp/
業種
食品製造業
利用シーン
新人教育・工場監査
利用する人
ベテラン社員と若手社員・管理職
業務内容
学校給食のパン・米飯の製造、直営店事業、業務用卸売事業
使用端末
PC・iPhone
主な利用機能
ポインタ機能
遠隔撮影
お絵かき
グループ通話
課題
- 責任者不在時にアクシデントが起こると生産ラインが長時間止まることがあった
- 試作機のチェックのため大勢で出張に行くことも
導入効果
- 少しの違和感でもその場で気軽に上司の判断を仰げるように
- 出張は最低限の人数で、日常業務に支障をきたさず
給食パンの製造ラインの微調整に
弊社の本社工場には約30人の部署が5部門、計150名ほどが働いています。主に学校給食のためのパンや米飯を製造しており、工場は1日22時間稼働しています。2交代制のため、責任者が不在のときにアクシデントが起こったり、クレームが発生したりすることもあります。その場合に責任者の出勤を待って報告したり、対応策を考えたりしたりしていると、ラインが長い時間止まったり、大量の不良品を出すことになってしまいます。以前は報告体制や対応の仕方が整っておらず、属人的になっていました。
給食パンの製造は、発酵の具合や生地の仕込みの条件などにより焼きすぎたり、品質にムラがでることがあります。いくら製造ラインで自動化されていても、パンは生物なので人の手による微調整が必要なのです。また焼き加減という数値化できないものを人の目で見て判断するというのは、慣れない若手社員にとっては難しいことでもあります。合格品の基準から外れているように見える製品がラインに流れてきた時に、若手がちょっと変だなと思っても、すぐに確認できる上司がいなければ、勝手な自己判断でラインに流し続けるということをやってしまいます。また、若手が自分で何かがおかしいと判断した場合でも、機械の設定をチューニングする操作ができないという場合も起こり得ます。
しかしSynQ Remote(シンクリモート)を導入してからは、少しでも変だなと思ったら上司がどこにいても電話をかけるのと同じようにビデオ通話を開始し、パンや機械の状態を見せながら判断を仰ぐことができるようになりました。複数あるパンをビデオ通話で共有しながら、「このパンはちょっと厚みが足りないよ」と指示をしたり、機器を映しながら「このボタンを操作して」という指示が可能になりました。
試作機のチェックも事務所から鮮明な画像で
工場に新しい機械を導入するときには、これまで試作機のチェックなどに6~7人ほどが関東まで出張するというようなことが多々ありました。SynQ Remote(シンクリモート)を導入してからは、最低限の人数で出張し、他のメンバーは事務所からリモート参加することが可能になりました。パンの試作品をつくりながら、このパンはちょっと巻きが甘いね、とポインタを出したり、機械のこのレバーでこっち向きに調整するそうです、と説明したりしています。
工場監査の場面では温度や湿度のチェックなどをします。そういう時に目盛りまでしっかり高画質で映せて、録画や写真の保存まで行えるのはとても便利ですね。これから写真のタグ付けやレポート作成機能なども開発されると聞いているので、報告書の作成までがよりスピーディーになると思います。
監査では在庫の量や配置が適切かどうかもチェックしますが、同じようなものがたくさんある保管庫でもポインタは重宝しますね。大人数が一度に移動しての監査をする必要はなくなりました。
SynQ Remote(シンクリモート)には録画機能もあり、ポインタの指示も併せて残せるため、新人教育にも活用しています。一度工程の流れや注意点を動画に撮りながらポインタで説明しておけば、あとから見直したり、他の新人に共有するときにも大変便利です。