遠隔支援で新人警備員の不安を軽減! はじめての現場でも問題を即時解決するSynQ RemoteのDX革命とは
業種
サービス業(警備)
利用シーン
機械警備の管理物件での異常発生時、安全パトロール
利用する人
管制指令(管制室)と警備員(管理物件現地)
使用端末
管制指令:PC、現場:iPhone
主な利用機能
ポインタ機能
画面共有
電話と同じ
発着信
音声テキスト
遠隔撮影
利用場所
警備契約物件
お話を伺った方
警備部部長 惠良 貴人様、 営業部課長 崎原 優一様
課題
- 人により経験にばらつきがあり、急行した新人の警備員が一人では対応出来ない事が多く、習熟度が高い警備員が応援で現場に行き対応を行う二度手間が発生していた
- 警報から25分以内の到着義務がある機械警備業務では、早期対応かつ品質の高い警備が求められる
導入効果
- 経験豊富な社員が新人を遠隔からサポートすることで、正しく素早い現場判断や対応ができるようになった
- いつでもサポートしてもらえるという安心感を現場の新人が持てるようになり、はじめての現場でも不安になることなく、業務にあたれるようになった
遠隔で即時伝えられることは、人々の命や財産、秩序を守る重要な仕事に必要だった
――SynQ Remoteをご導入いただいた警備部はどのような業務をされているのですか?
ご契約させて頂いているお客様のご依頼内容に基づき、警備員の配置、警備員の管理及び質の向上など、管理を行う部署になります。
警備部では施設警備、交通警備、機械警備という複数の警備の業務があります。今回、SynQ Remoteを導入し、高稼働で使用している業務は、機械警備業務になります。機械警備業務とは、警備員が警備対象施設外で待機し、物件のセンサーが異常発生した際に車両等で現場へ急行し、ご契約先の生命・財産・被害の拡大を防ぐ業務を行っています。
SynQ Remoteは警備員が指示を受け急行する物件が初めて対応する場合と、業務中に対応が分からなくなった場合に、管制司令と警備員間で使用しています。
マニュアル作成に生かすため、管制指令からの指示を受けながら、現場の警備員が、巡回ルートの撮影や特殊な入館方法がある物件において必要に応じて撮影を行い、アルバムに残しています。また、事故発生の状況の共有にもSynQ Remoteを活用させて頂いています。
異常事態に義務付けられている厳格な25分ルール
――現場にどんな課題があってSynQ Remote(シンクリモート)を見つけられたのですか?
対応する警備員によって品質にばらつきがあることが課題でした。人により経験に差があるため急行した警備員(新人)が一人では対応出来ない事が多く、習熟度が高い警備員が応援で現場に行き対応を行うという二度手間が多く散見されていました。
また、機械警備業務は、各都道府県公安委員会へ届出している待機所より、25分以内の到着を警備業法により義務付けられています。
新人が現地に行って対応しきれず、ベテランを呼ぶというような対応を行うと、25分以内に駆け付けることができず、お客様へ精度の高いサービスの提供ができない場合があるという課題がありました。
また、ベテランが新人をサポートすると、ベテランの管轄地域が一時的に薄手になってしまうという課題もありました。
あるとき新人だけでは対応しきれず時間を要してお客様にご迷惑をお掛けしてしまったということがあり、そのような背景から、対応時間の短縮のため何か遠隔で警備に役立てるツールがないかということで探していたところ、沖縄のDX推進講座でSynQ Remoteを勧められて初めて知りました。
お話をお聞かせいただいた崎原様、惠良様
遠隔支援を取り入れることで高品質な警備を実現
――SynQ Remote(シンクリモート)のどのような機能が決め手になりご採用いただけましたか?
当初は、
①一般的に普及しているチャットと電話ができるコミュニケーションアプリ、
②ウェアラブルカメラを検討しました。
①チャットアプリはビデオ通話の品質が安定せず、利用が難しいという判断になりました。
②ウェアラブルカメラは事務所からも遠隔確認し複眼チェックは出来るのですが、指示は出来ない事から、双方向にやりとりできるものがないか探していました。
ビデオ通話が可能で、双方からのポインター表示機能や複数通話も可能というところでSynQ Remoteを採用しました。
導入するにあたり、まずはトライアル的に実際に使用する管制指令・警備員へ使ってもらいました。現場からは扱いやすく不安の解消につながると好評でした。対処時の映像や指令と警備員のやりとりをもとに、導入前後の業務効率比較、ランニングコスト等を会社へ明示して、プレゼンを行い導入の許可を得て正式に導入となりました。
警備員のメンタルケアにも寄与する遠隔ツールの導入効果
―――シンクリモートを導入して、感じられた効果があれば教えてください。
不慣れな社員が映像を通し双方向でやり取りが出来る事で、現場対応の品質の平準化が実現しています。全く対応した事が無い社員が急行する場合も、管制指令と現場作業者、両者の不安が解消されています。人員の入れ替わりも他業種に比べて多く、こういった不安を解消することで人材を守り、育てることにもつながっています。
また、一対複数人通話が可能なので、必要に応じて現場をより知り尽くしている社員が通話に割り込み、アドバイスや指示が行えます。これにより、現場で対応するのが新人のみであっても高品質な警備が提供できるようになりました。
機械警備業務にSynQをご利用いただいている画面
緊急時にも対応する画期的なポインタ機能の威力
―――特にどのような機能が便利だと感じていますか?
通話をしながら双方向にポインタを出して指示できるポインタ機能が便利です。ポインタ機能は自動火災報知器などの異常監視盤の確認や、復旧方法を指示する際によく利用しています。警備の仕事、特に機械警備では現場に直行すると警報が鳴っている状況下での作業なので、対応する警備員も焦りが出ます。そのため、落ち着いた状態であればすぐに対応できることでも周りが見えず、時間がかかってしまうことがあります。そういった場合にSynQ Remoteを使うと、ポインタで視覚的に指示が行えるため、現場の警備員も焦らずに指示を受けられるメリットがあります。
また、現場にヘルプに行く工数の削減というところでも効果は歴然です。以前は新人が対応する状況が、10回発生したとすると10回すべてベテランが現地に補助に行っていましたが、その手間と移動時間が削減されました。
今後は施設警備などにも遠隔支援を取り入れ、さらにDXを推進していきたいと思っています。