県をまたぐ複数の現場管理に。現場の把握だけではなく、的確な「指示」が出せるポインタ機能で移動コストを大幅削減。
業務内容
住宅や店舗の新築工事、リフォームなど
使用端末
PC、iPhone
主な利用機能
ポインタ機能
お絵かき
グループ通話
利用場所
湘南にある自社事務所と千葉や都内などの複数の現場
課題
- 県をまたいだ現場が複数あり移動に時間がかかる
- 相手に現場の写真を撮って送ってもらっても見たい部分が写っていないことがよくある
- 従来のビデオ通話では現場の状況を把握できても、指示がしにくかった
導入効果
- ポインタで視覚的に細かい指示ができて、現場に行かなくても対応が完了する
- 頻繁に気軽にコミュニケーションが取れるため、問題が発生してもストレスを抱えずに済む
- 聞きたいときにすぐに繋がることができるので、工程に遅れがでない
- つきっきりで指導しなくても新人のサポートができる
人手不足で大工と現場監督を兼務することに
――もともとどんな課題があってツールを探されていたのですか?
私はもともと大工として20年、現場一筋でやってきました。しかし、昨年春に現場監督として現場を管理していた職員が退職し、私が大工の仕事の傍ら、現場監督としていくつもの現場を抱えなければならなくなりました。自分の現場に加え、管理する現場は県をまたいで複数あるため、体ひとつでは足りません。1日の内の大半の時間を、現場間の移動に取られてしまうので、今の人員数でこの現場を全て回すのであれば、人を増やしてもらうしかないと思っていました。そんな時に、社長が現場仕事向けのリモートツールがあるよと教えてくれました。
当初はLINEのグループを作って、写真を共有したり、ビデオ通話をして現場を見るということもやってみましたが、現場仕事で使うには不十分でした。例えば、現場監督が遠方から現場を確認したいとき、大工に写真を撮ってもらうことがあります。しかし、必要な箇所が見切れていたり、ピントが合っていなかったりして撮り直しをお願いすることもしばしばで、逆に手間がかかっていました。またビデオ通話にしても、現場の状況を遠隔にいる私が把握することはできましたが、遠隔地から現場に指示を出すのは難しく定着はしませんでした。
――どういった業務でSynQ Remote(シンクリモート)を使っているのですか?
我々は戸建て住宅の新築やリフォームなどを専門としており、10人ほどの従業員で同時に20件程の案件を進めています。自社に大工もいるので、自社だけで施工まで行うこともあれば、外注して協力業者さんが入ることもあります。
大工は基本的に図面通りに施工を行いますが、材料や工程の関係で実際には図面通りに施工できない状況になったとき、または指示と図面が食い違うときなどは現場監督との確認が必要です。
また、新人の大工さんが入った場合には、当社でのビス(ねじ)の打ち方などいろいろなルールを指示する必要があります。そんな場面でSynQ Remote(シンクリモート)を利用しています。
毎朝SynQ Remoteで進捗確認。大工さんが気軽に懸念点を挙げてくれるように
――導入して変わったことや効果はありましたか?
まず、SynQ Remote(シンクリモート)は、画面上に、ポインタを双方向から出せるので、現場に行かなくても的確に指示を伝えることができるようになりました。まったく移動せずに対応が完了して、現場が止まる時間が少なくなりましたね。SynQ Remote(シンクリモート)のおかげで、体があまり強くない私も現場監督と大工を両立できています。
毎朝、各現場と進捗確認をSynQ Remote(シンクリモート)を使って行うと、その都度、大工さんが疑問に思っていることや懸念点を気軽に質問してくれるようになりました。離れていてもしっかりと意思疎通できるので、私が現場に行けないからといって問題を抱えたままにしない、ストレスフリーなコミュニケーションができていると感じます。
言葉だけでは指示が的確に伝わらない場面でも、ポインタや写真への描画によってはっきりと相手が理解していることまで確認できるため、相手が新人でも安心してその後の現場を任せることができるようになりました。
弊社の従業員数は10名ですが、外部の様々な職人さんや施主さんなどいろんな方と使っているので、50アカウントのプランを利用しています。この人数で毎日使っているので、無くなったら本当に困りますね。